緑地の花と植物 4月17日
八王子長房緑地の花と植物を見て歩きました。19日に行う東京都自然体験プログラム「里山へGO!」の自然観察コースです。
もみじ公園から緑地に向かう入口に咲いているのがムラサキハナナ。正式名称はオオアラセイトウ、別名ショカツサイ。
通路に沿って右に曲がり階段に向かう途中にあるのがミミガタテンナンショウ(漢字だと耳形天南星と書きます)
階段を登って行くと両側に小さな白い花が咲いてます。葉の下にあるので見落としがちですがチゴユリ(稚児ユリ)です。
階段を上り切るあたりにジュウニヒトエ(十二単衣)が咲いてます。
階段上の広くなったところの足元に黄色い花が咲いてます。ミツバツチグリ?ヘビイチゴ?よく似た二つの花があり迷います。
これは花弁と萼片の様子でミツバツチグリかなと思います。
裾野広場を抜けて竹林側から植生保護エリアのフェンス内に入ります。
里山へGO!ではこのエリアに入りますが、一般の方は立ち入りできないので写真でお楽しみください。
一番のお楽しみのエビネはもうすぐ花が開きます。なんとか里山へGO!に間に合って欲しいと思います。
エビネの向かいがわの広場に咲いている黄色い花はヘビイチゴ。ミツバツチグリより花弁の間が広く、萼片が目立つようです。
緑の葉が連なった下にちょこんと蕾を付けたアマドコロ。
白い小さなスミレはツボスミレ。八王子長房でよく見るタチツボスミレよりずっと小さいスミレです。
もっと小さな白い花はセントウソウ。よ〜く見るには目を近づけないとなりませんが小さな可愛い花です。
水が溜まって湿ったあたりにはホウチャクソウがたくさん咲きます。先日の雨がまだ残っているので足元に注意して見に行きました。
もう少しで花が開くホウチャクソウです。
イチリンソウも咲き始めました。ニリンソウと比べるとひとまわり大きな花です。
低木エリアで樹の花も観察。
ウグイスカグラはまだピンクの花が咲いてます。花が終わり実になっているのもあります。
ツリバナには小さな蕾ができています。思い切りアップで撮りましたが、実際には1ミリ位の蕾です。
最後にあまり見たくなかった花をご紹介します。
アメリカスミレサイシン。パッと見きれいな花ですが、園芸種として輸入され野生化してしまい、国内の生態系に影響を及ぼす可能性が高い外来種です。繁殖力が非常に強いので放置すると国内のスミレの自生地に広がる恐れがあります。
東京都の保全地域である八王子長房緑地の生態系を守るため、東京都からもアメリカスミレサイシンを駆除することが推奨されており、気付いたら抜き取って始末しています。
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