2025年4月
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2025/04/20
里山へGO!を開催しました 4月19日
八王子長房緑地で東京都の自然体験プログラム『里山へGO!」を4月19日に開催しました。
東京都生物多様性推進センターが参加者を募集したところ、今回は上限の35名まで応募があり、大人数での実施となったので受入団体の私たち城山手親林の会も張り切って対応しました。
まずは開会式で、生物多様性推進センターのスタッフから東京都の保全地域や里山へGOについて説明。
続いて、親林の会から八王子長房緑地についても説明しました。
準備体操もしてから、3班に分かれて緑地を一列に並んで歩きながら自然観察。
コース沿いの開花している植物についての解説だけでなく、緑地の樹木とナラ枯れ、実生のコナラの育成、普段の緑地保全活動などについても説明させていただきました。植物については4月17日のブログ記事をご覧ください。
今回、一番の目玉となる花はエビネでしたが、まだ白いエビネが数輪開花していただけで、あとは蕾の状態で残念でした。
それでも、里山の自然は満喫していただけたかと思います。
緑地内の広々とした場所でゆっくり休憩。
その後は恒例の植物探しゲームに挑戦。指定した植物を探し出し写真を撮って、名前も言えたら記念品をお渡ししました。
ゲームが終わったら、ニリンソウ、イチリンソウなどの観察をして、いよいよ保全活動体験。
今回は、八王子長房緑地内で中木、低木の多様性を確保するため、低木を残しているエリアで、3種類の低木に樹木名のプレートをつけてもらいました。対象としたのは、ハナイカダ、ツリバナ、ウグイスカグラで、それぞれ花と実の写真を入れたプレートを、樹木を見つけて見比べながらつけましたが、今の季節はちょうど花、蕾、実を観察でき楽しながら作業することができました。
プログラムが終わり、もみじ公園で閉会式後に高尾駅へバスで向かう参加者を公園で見送り解散しました。
今回、数日の違いでエビネが開花しておらず残念でしたが、開花したら写真と記事をアップロードします。
お楽しみに!
2025/04/18
緑地の花と植物 4月17日
八王子長房緑地の花と植物を見て歩きました。19日に行う東京都自然体験プログラム「里山へGO!」の自然観察コースです。
もみじ公園から緑地に向かう入口に咲いているのがムラサキハナナ。正式名称はオオアラセイトウ、別名ショカツサイ。
通路に沿って右に曲がり階段に向かう途中にあるのがミミガタテンナンショウ(漢字だと耳形天南星と書きます)
階段を登って行くと両側に小さな白い花が咲いてます。葉の下にあるので見落としがちですがチゴユリ(稚児ユリ)です。
階段を上り切るあたりにジュウニヒトエ(十二単衣)が咲いてます。
階段上の広くなったところの足元に黄色い花が咲いてます。ミツバツチグリ?ヘビイチゴ?よく似た二つの花があり迷います。
これは花弁と萼片の様子でミツバツチグリかなと思います。
裾野広場を抜けて竹林側から植生保護エリアのフェンス内に入ります。
里山へGO!ではこのエリアに入りますが、一般の方は立ち入りできないので写真でお楽しみください。
一番のお楽しみのエビネはもうすぐ花が開きます。なんとか里山へGO!に間に合って欲しいと思います。
エビネの向かいがわの広場に咲いている黄色い花はヘビイチゴ。ミツバツチグリより花弁の間が広く、萼片が目立つようです。
緑の葉が連なった下にちょこんと蕾を付けたアマドコロ。
白い小さなスミレはツボスミレ。八王子長房でよく見るタチツボスミレよりずっと小さいスミレです。
もっと小さな白い花はセントウソウ。よ〜く見るには目を近づけないとなりませんが小さな可愛い花です。
水が溜まって湿ったあたりにはホウチャクソウがたくさん咲きます。先日の雨がまだ残っているので足元に注意して見に行きました。
もう少しで花が開くホウチャクソウです。
イチリンソウも咲き始めました。ニリンソウと比べるとひとまわり大きな花です。
低木エリアで樹の花も観察。
ウグイスカグラはまだピンクの花が咲いてます。花が終わり実になっているのもあります。
ツリバナには小さな蕾ができています。思い切りアップで撮りましたが、実際には1ミリ位の蕾です。
最後にあまり見たくなかった花をご紹介します。
アメリカスミレサイシン。パッと見きれいな花ですが、園芸種として輸入され野生化してしまい、国内の生態系に影響を及ぼす可能性が高い外来種です。繁殖力が非常に強いので放置すると国内のスミレの自生地に広がる恐れがあります。
東京都の保全地域である八王子長房緑地の生態系を守るため、東京都からもアメリカスミレサイシンを駆除することが推奨されており、気付いたら抜き取って始末しています。
2025/04/15
カタクリの手入れと植物観察 4月12日
カタクリにはサビ病という葉が変形し花が咲かなくなる病気があり、八王子長房でもこの病気のカタクリがあります。
城山手親林の会では、長年このサビ病を防止するための取り組みを行っており、今年は昨年と比べ病変のある株が少なかったように思いましたが、それでもよく見るとサビ病にやられた葉が結構ありました。
サビ病対策の第一は、花が終わったこのタイミングで行うサビ病にかかっている葉っぱの除去です。
入口から等間隔に一列に並んでサビ病の葉っぱを摘み取りながら斜面を登ります。
摘み取った葉は菌が飛散しないように、ビニール袋に入れて持ち帰りゴミ収集に出します。
ようやく下段の半分まで進みました。屈んでの作業なので足腰に負担が・・・
次は、入口から遠い奥の方を同じように下から処理していきます。
こちらは勾配が急なので、足元に注意しながら進みます。
次は、里山へGOで自然観察を行うエリアへ行き開花状況の確認をします。
シュンランはまだ花が咲いており、蕾もあるので当日見てもらえそうです。
エビネの花芽が大きくなっており、開花してくれそうなのを確認して休憩。
当日の植物観察、ネイチャーゲーム、保全活動の内容を確認します。
里山へGOまで気温が高い日が続くので、花の開花が一気に進みそうなので、
当日は八王子長房の自然を満喫していただけると思います。