保全地域サポータープログラムを八王子長房緑地保全地域で開催しました。
保全地域サポーターは、「里山へGO!」等の緑のボランティア活動に繰り返し参加されるなどの経験があり、所定の講習を受講した方です。今回、保全地域活動団体の活動サポ―トの機会を提供するということで、親林の会がプログラムを主催しました。
サポーターが3名、親林の会が9名、東京都環境公社のスタッフが3名参加しました。集合時間の9時半より前にサポーターの参加者全員が到着され少し早めに開始となりました。

チェーンソー、ナラ枯れ対策用のシートなどの道具は親林の会が持って緑地に入ります。

最初の活動としてナラ枯れの木にカシナガ飛散抑制のためのシートを巻く作業を体験してもらいました。
まずは親林の会メンバーが見本として一本巻いて見せ、その後サポーター3名、環境公社3名の各グループに実際にシートを巻いてもらいました。

こちらは環境公社のスタッフが巻いたもの。綺麗に巻けました。
(こんな細くて巻き易い木では簡単すぎて失礼だったかも・・・)

サポーターの方には太い木2本に巻いていただきました。丁寧に作業し綺麗な仕上がりでした。
その後は、緑地の倒木の処理を体験してもらいました。
まず、親林の会メンバーがチェーンソーで倒木を切断する様子を見学。
手で持って運べる大きさ切断された木の幹を参加者全員で集積場所に運びました。
休憩後は、緑地を歩きながら希少種等の保護状況やナラ枯れ後のコナラ実生の育成を観察してもらいました。
途中、ナラ枯れの根本にカエンタケがあったので実物を観察できました。

今回歩いてもらったのは、八王子長房緑地の西半分です。体験してもらった保全活動も、私たちが普段行なっている活動のごく一部です。
短い時間ですが、緑地保全にはいろいろな作業が必要だということを理解いただけたかと思います。