2021年7月
2021/07/31
カシナガ捕獲トラップ洗浄 7月31日
今日は緑地に仕掛けてあるカシナガ捕獲トラップの洗浄を行いました。
先週は草刈り作業に専念しトラップのメンテをしていません。カシナガの飛散する時期を過ぎ、今年のトラップの役割はそろそろ終わりですが、トラップは撤去しません。トラップの中に捕獲されたカシナガやフラスが残っていると腐敗臭がひどいので、全て洗浄することにしました。
トラップの中に溜まった葉っぱ、フラスや濁った水を掻き出して、ペットボトルから水を注いで洗浄していきます。
蒸し暑い中での作業であっという間に汗が吹き出します。
ナラ枯れのコナラの根元には、カエンタケがまだ発生しています。
昨年発生したナラ枯れが拡大するのを少しでも抑制できればと、親林の会ではカシナガ捕獲トラップを仕掛け、メンテナンスを行ってきました。今回で今年のトラップ関係の作業は一旦終わります。
大量のカシナガを捕獲し、飛散を多少は減少させることができたかと思いますが、残念ながら今年もかなりの被害拡大が見られます。
ナラ枯れで里山の木が枯れていくのをボランティアの活動だけで防ぐことはできません。枯れてしまった木を伐採し、緑地域外に搬出するのは東京都にお願いしておりますが、これだけ大量のナラ枯れが発生していると厳しいものがあります。
ナラ枯れ後の里山再生のためには、コナラ林の実生による更新に取り組んでいくことが必要です。
昨年のどんぐりから発芽したコナラが林床にびっしりと生えています。コナラ林の更新にこの苗を活用していきたいとを考えています。
2021/07/25
下草刈り、カエンタケ除去 7月24日
2021/07/19
カシナガ捕獲トラップ洗浄と草刈り 7月17日
参加者が多かったのでカシナガ捕獲トラップの確認作業と散策路の草刈りに別れて効率良く活動できました。
先週(10日)は、カエンタケの除去作業のみでカシナガ捕獲トラップのメンテナンスができなかったので、トラップには捉えたカシナガやフラスなどが溜まり固まっており、物凄い臭いを放ってました。
全てのトラップについて、中身を掻き出し、水で洗って、捕獲用の石鹸水を入れる作業を行いました。
カシナガ捕獲トラップの確認作業と併せてカエンタケの確認と除去作業も行いました。
ナラ枯れの木の根元を注意深く探し、見つけたら触らないように除去し、袋に入れます。
今週も4本の根元にカエンタケがありました。
散策路は、ササが伸びて場所によっては歩きにくくなっていたので、とりあえず東西のメインの散策路(尾根路)の草刈りをしました。
散策路沿いのヤマユリが満開でした。
2021/07/10
猛毒キノコ カエンタケ注意!
城山手の緑地(八王子長房緑地保全地域)に猛毒キノコのカエンタケが発生しました。
触るだけでも皮膚に炎症を起こす、非常に危険なキノコです。食べると死ぬこともあります。
東京都環境公社の巡視員の方がナラ枯れとなっている木の根元で発見。すぐに情報連携され、このとき発見されたものは8日に多摩環境事務所が除去処理してくださいました。
本日(10日)、他にも発生している可能性があるため、親林の会が注意喚起の掲示とナラ枯れの木の全てを確認することにしました。
カタクリ保護区域横の階段を登ってすぐの場所にあるナラ枯れから確認を開始しましたが、まさかと思った1本目にカエンタケを発見しました。その後もカタクリ山の裾野広場などで合わせて4本の木の根元にカエンタケを見つけました。
見つけたカエンタケは手に触れないように注意し、火バサミで摘み取り除去し、ビニール袋に入れて持ち帰って焼却処理しました。
久しぶりに歩いた緑地では、植物がすっかり夏の様子になっていました。
満開のヤマユリが花の重さでお辞儀をしています。
タマゴタケも大きくなってました。真っ赤な色なので毒キノコ?かと思えば、食べることができるそうです。
ハナイカダの実も黒く熟しています。
オオバノトンボソウの可愛い花がトンボのような形になってます。
カエンタケと併せて、ナラ枯れの木の状況とカシナガ捕獲トラップの確認も行いました。