カシナガ対策を実施
私たちの里山(八王子長房緑地保全地域)の大部分は、コナラとクヌギの雑木林です。
昨年からナラ枯れが発生しており、100本以上のコナラに被害が出ています。
ナラ枯れはカシノナガキクイムシ(カシナガ)という昆虫が、コナラの樹に穴を開けて入り込むことによって発生します。
ナラ枯れになった樹は、水を吸い上げることができなくなり、やがて枯れてしまいます。
これ以上被害が広がるのを少しでも防ぐため、東京都多摩環境事務所から教えてもらったカシナガ捕獲トラップを樹木に取り付けることにしました。
6月4日 多摩環境事務所から作り方を教えてもらい、クリアファイルを材料に100個ほどのトラップを作りました。
6月7日 捕獲トラップを樹木に取り付ける作業を行いました。樹を狙って集まってきたカシナガが、クリアファイルで作った突起部分にぶつかり、下の三角部分の水の中に落ちる仕掛けです。
緑地の2箇所の入口看板には、トラップを取り付けてある旨を掲示してあります。ナラ枯れの被害を広げないために必要な対策ですので、ご理解ください。
取り付けのため緑地内を歩いていたところ、カタクリ山への道で頭上注意の看板を見つけました。
東京都の保全地域を定期的に巡回されている、東京都環境公社の方が取り付けて下さったものです。
ナラ枯れで枯れてしまっている樹の太い枝が、道の上に伸びています。一部が道に落ちていたのは片付けましたが、残っている太い枝がいつ落ちるかわかりませんので、付近で立ち止まったりしないようご注意ください。
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