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2020年9月

2020/09/20

9月19日里山へGO 写真②

9月19 日の里山へGOの体験プログラムにご参加いただきありがとうございました。

親林の会で撮影した写真を追加で掲載させていただきます。

自然観察の始めに緑地の入口にある看板で八王子長房緑地保全地域について説明させていただきました、

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黄色いヘルメットの親林の会メンバーが、白いヘルメット姿の参加者の皆さんに草刈り体験をしていただきました。

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2020/09/19

9月19日里山へGO

城山手の緑地(八王子長房緑地保全地域)で東京都の自然体験プログラム「里山へGO!」を開催しました。コロナ感染防止のため例年より短い時間でしたが、23名の方に参加いただき、自然観察・竹伐採・草刈りを体験いただくことができました。

今日は親林の会のメンバー9名がスタッフとして参加しました。

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急な階段を緑地へ向かう参加者の皆さん。

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自然観察では、クサギやツリバナなど灌木の珍しい実、ヤマホトトギスとヤマジノホトトギス、ツリフネソウなどの秋の花、緑地の希少種などをゆっくりご覧いただき、特徴などをご説明しました。

 

竹伐採では、竹を切るときのコツを親林の会メンバーがご説明・実演し、その後、あらかじめ選んでおいた曲がった竹や枯れた竹を根本から切り倒し、枝を払って整理するまでを体験していただきました。参加者の中には、切り倒した竹を短く切って、一輪挿しやコップに加工して持ち帰った方もいて、皆さんに楽しんで貰えたかと思います。

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草刈り体験は、エビネを囲った柵の周囲のササを刈りこみ鋏で刈っていただいました。先日、このエリアは刈払機で草刈りしましたが、柵のすぐ近くは手刈りするように残していたものです。ちょっと残した範囲が狭く、簡単に終わってしまったかもしれませんが、希少種の保護のための活動の達成感は味わっていただけたかと思います。

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作業体験が終わり、みんなで集合場所に戻る道にタマゴタケを見つけました。

生まれたばかりの本当の卵のような姿から、軸が伸びるまでの段階を一度に観察できました。

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今回は、プログラムは短い時間でしたが、秋の花や実をタイミングが良くご覧いただくことができました。

緑地のナラ枯れの状況は心配ですが、次の里山へGO!も楽しんでいただけるよう、自然の回復力を信じたいと思います。

 

 

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2020/09/14

里山へGOの準備作業

9月13日は日曜日。前日に予定していた臨時作業が雨でできなかったので、この日に行うことになりました。

作業内容は里山へGOの準備として、自然観察コースの倒木の処理と植物の確認です。

コースを歩いて植物の状態を確認し、当日説明するも場所を決めました。ホトトギスは株が大きくて、特徴がよくわかるものを選びました。開花が間に合うか心配したツリフネソウも開花が始まったので説明する対象に追加。みんなで竹伐採と草刈りの場所も確認しました。

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倒木処理は馬頭観音近くやもみじ公園からの階段など3か所で行いましたが、みんなで集中して行うことで短時間で完了しました。

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準備万端整いました。

 

 

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2020/09/07

9月3日の緑地と5日の作業

9月3日の緑地は下草が伸びてました。通路を塞ぐように茂っており、アザミも混ざっているため通るときトゲが痛いけれど、この区域は当分は草刈り作業の予定がないので、なんとか通れるよう剪定ばさみで応急処理しました。

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モミジガサの花が咲いてました。

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カラスウリの実がなってました。

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9月5日は定例活動日。9月19日に予定されている「里山へGO」のコースの草刈りと竹林の整備がこの日の目的です。

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カタクリ山の裾野広場の遊歩道と馬頭観音までの尾根道はアズマネザサがかなり伸びていたので、歩きやすいように草刈りをしました。

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だいぶスッキリしたと思います。

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竹林の入口のナラ枯れの木の状態を皆で確認しました。これ以上被害が拡大しないといいのですが・・・

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竹林では、遊歩道沿いに置いてあった古い竹や、折れて枯れた竹などを除去し、里山へGOの竹伐採体験の対象とする竹を選ぶなどの準備をしました。来週は自然観察の対象となる植物の確認などの準備を行いたいと思います。

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2020/09/01

ナラ枯れ状況確認報告 8月27日

親林の会として八王子長房緑地保全地域のナラ枯れの状況を確認するため8月27日に会長と広報担当で全域を調査しました。

その結果、前日に20本以上のナラ枯れがあった西部区域だけでなく東部区域でも多くの被害が出ており、大変な状況であることがあらためてわかりました。ナラ枯れの状態となっているのは主に大径木で、確認できた本数は53本(東コース18本、西コース35本)でした。

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ナラ枯れはカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によりコナラなどが集団的に枯損するもので、被害木には大量のフラス(カシノナガキクイムシの幼虫が孔道を掘った木くずや糞などが混ざったもの)が見られます。ナラ菌が感染した部分の細胞が死ぬと道管が目詰まりを起こし水を吸い上げられなくなり、この結果ナラの木は7月から8月に葉が茶色くなり枯れてしまいます。その後、枯れた木の中でカシナガが成長し、来年の夏にはナラ菌を持った大量のカシナガが周囲のコナラに飛来し、集中的に穴をあけて産卵します。そして、産卵された木がまた枯れてしまうということが繰り返されることになります。

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春に八王子市が大量伐採を行い放置している大径木にもフラスと穿孔が見られました。

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このままでは、来年はさらに数倍の被害が発生し、この緑地だけで200本から300本のコナラが枯死することは十分あります。被害拡大を防ぐには、来年夏までに大量の病変木を伐採して、域外に持ち出して焼却する必要がありますが、ボランティア団体が作業できる規模ではもちろんありません。東京都環境局、多摩環境事務所、環境公社に情報提供するとともに、八王子市環境保全課を訪問し情報交換しました。このナラ枯れは東京都では小金井などで昨年から確認されており、八王子市では柚木方面(長池公園など)で広がっているのが確認されているようです。私たちは、近隣の緑地保全地域のボランティアにも情報提供し、今後の連携を呼び掛けています。被害が広範囲に渡っているため、大きな予算が必要で東京都もすぐに対応できないのかもしれませんが、貴重な東京の雑木林を守るため必要な手当てをしてくれるよう望みます。

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