« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月

2020/06/25

6月24日の緑地

6月24日もゆっくり緑地を巡回しました。

まずはオカトラノオ。根元から花が開いていきます。半分ぐらいまでは開きました。ここの群生は見事です。

Okatoranoo1_20200625113201 Okatoranoo2_20200625113201

大きなシロスジカミキリがいました。誰かが立てたプラスチッゥの支柱にしがみついていたので、とりあえずそっとしておくことにしました。じっとしているのを良いことに仮面ライダー風の顔をクローズアップも撮影。

Shirosujikamikiri Kamikiriup

ホタルブクロがあちらこちらで咲いてます。

Hotarubukuro_20200625113201

春と比べると花が比較的少ない季節になりましたが、緑地ではいろいろな実が大きくなっています。

左はハナイカダの実です。葉っぱから実が生えているようで面白いですね。右側は、ツリバナの実です。これから実が真っ赤になっていきます。種が弾けた後も可愛らしいので、今年は秋まで楽しめそうです。

Hanaikada_20200625113201 Turibana_20200625113201

ここのところ成長を楽しみにしているオオバノトンボソウですが、なんとなくトンボの姿に近づいてきたような…

Tombosou1 Tombosou2

ヒヨドリバナもあちこちで咲き始めました。

Hiyodoribana

陵東公園の池ではモリアオガエルがまた産卵しました。池を覗くと落ち葉の陰にオタマジャクシがいました。池に注ぐ水路には別の種類のオタマジャクシやトンボのヤゴなども元気に泳いでます。このまま無事に育ってくれるといいですね。

Moriaogaerutamago_20200625113201

モリアオガエルの卵が付いている木の根元近くに、こんな目立つ花が咲いてました。ムラサキカタバミの花です。園芸種みたいですが、江戸時代に海外から入ってきて帰化した植物で、環境省の特定外来生物に指定されています。
「特定外来生物」とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。綺麗だと喜んでいてはいけない困りものですね。

Murasakikatabami

| | コメント (0)

2020/06/20

6月20日緑地巡回

親林の会もコロナ感染防止のため活動を自粛していましたが、6月19日の東京都の制限緩和を受け、6月20日(土)が令和2年度初活動日となりました。

ミーティングは密を避けて、お互いの距離を取って公園で行いました。体調に異常がないことを確認し、今日は緑地を巡回し今後の作業の優先順位を決めることになりました。

Meeting

しばらく草刈りをしていない緑地は草が茂っています。川沿いのこの辺りは結構伸びてますね。

Kawazoi 

オカトラノオの花が咲き始めました。大きな群生のあちこちで白い花が揺れてます。

Okatoranoo1Okatoranoo2

これはトリアシショウマだと思います。

Toriashishouma

2月に八王子市がいきなり広範囲の伐採と枝打ちを行い、緑地の環境が破壊された現場を確認しました。皆伐に近い乱暴な伐採が行われ、切り倒された後で積んであった樹木がクレーンで除去された区域は、太い幹で擦られ裸になった林床の土がむき出しになっています。深刻なダメージを受けたこの区域の自然をどのように回復していくか、東京都と相談しながら検討することになっていますが、相当長い期間かかると思われます。

Gennba1

緑地のあちこちでジャノグゲが可愛い花を咲かせています。(ヤブランと誤記していました。訂正します)

Yaburan

ひっそりとイチヤクソウが咲いてました。

Ichiyakusou

この白い花はなんだ?よく葉を見るとナンテン。

Nanten

ホタルブクロも咲いてます。

Hotarubukuro

春に白くて可愛い花が咲いていたミツバウツギはこんな実をつけてます。

Mitubautugimi

オオバノトンボソウの蕾が大きくなり、もう直ぐ咲いてトンボの姿になりそう。

Oobanotombosou

緑地を端から端まで歩き、最後に陵東公園の池を確認しました。モリアオガエルの一番最後に産み付けられた卵はまだ池の上に張り出した枝についています。池にはザリガニやオタマジャクシ、どこから来たのかウグイまで泳いでました。池に注ぐ水路にはトンボのヤゴと大きくなったオタマジャクシの群れが泳いでいます。

公園指定管理者のフレンドパーク北西が7月4日に池をバキュームで掃除する予定だと聞いていましたが、この時期にそんなことをすれば、せっかく育ってきた生き物が全滅してしまいます。親林の会から中止するよう申し入れして了解してもらいました。

| | コメント (0)

2020/06/14

ようこそ 城山手「親林の会」ニュースのページへ!

このブログでは、親林の会の活動と緑地の花・植物の様子について最新ニュースをお届けします。
城山手の緑地は、東京都の八王子長房緑地保全地域に指定されており、緑地の一部区域は、植生を保護するためフェンス・柵などで立入り制限されています。このため、一部の花・植物について実際にご覧いただけないものがあります。このブログの記事と写真で緑地の豊かな自然をお楽しみください。

なお、このブログは城山手「親林の会」のホームページの一部です。
親林の会、城山手の緑地、散策コース、自然のアルバム、自然体験会についてはホームページをご覧ください。

| | コメント (0)

2020/06/12

今週の緑地(6月8日〜12日)

今週は3回緑地を歩きました。

モミジガサ(左)とヤブレガサ(右)は花をつけています。

Momijigasa_20200612172701 Yaburegasahana

変な形の花のようなものがあったので、よく見ると葉と蔓からハンショウヅルと判明。これは痩果というものだそうです。そうか…

Hanshouzurusouka

オニシバリの真っ赤な実が目立っています。

Onishibari_20200612172601

こちらの木の赤い実は桑の実かなと思いましたが、よく見ると葉や実の形が違います。

おそらくヒメコウゾだと思います。

Himekouzo

オカトラノオの蕾が白くなってきました。群生しているので咲くのが楽しみです。

Okatoranoo

ハナイカダの実がずいぶん大きくなりました。

Hanaikada_20200612172501

| | コメント (0)

2020/06/06

緑地の植物など 6月5日

コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されましたが、まだ活動再開には不安があるため今週末6日(土)の活動は中止となります。

5日に緑地を歩いてみました。

先週は緑地をキアシドクガがとに回っていましたが、ピークをすぎたのかチラホラしかいなくなりました。

蝶々が飛んでいたのが偶然うまくレンズに収まりました。

Chou

ハナイカダの実は大きくなり、ちょっと角張ってきました。

Hanaikada_20200606112101

サンショウの実が鈴なりです。

Sansho

ヘビイチゴの実が真っ赤に大きくなってます。

Hebiichigo

オニシバリが実をつけました。樹皮が強靭で、枝を折ってもちぎれないことから、この木の樹皮で鬼を縛っても切れないだろうという意味で「鬼縛」という名前になったとか。
Onishibari

こちらはオニノヤガラといいラン科の腐生植物で、光合成を行わず、葉緑素を持っていないので、ナラタケから栄養提供をうけて生活する菌従属栄養植物です。要するに、珍しいからといって持ち帰って移植しても単独では育たないということですね。高さ70〜80センチに育っており、鬼が使う矢柄という名前のとおりの姿にちょっとびっくりしました。
Oninoyagara1 Oninoyagara2

公園の池では、モリアオガエルがまた卵を産んでいました。ゴールデンウィークの終わりから何度か産みつけられた卵塊が樹木の枝についていましたが、早いものはもうすっかり消えており、オタマジャクシとなって池に落ちたようです。

Moriaogaerutamago_20200606112101 Moriaogaerutamago2_20200606112101

 

 

 

 

| | コメント (0)

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »