カタクリ観察会を開催しました
3月20日(土)にカタクリを開催しました。残念ながら直前になってから寒い日が続いたためカタクリの開花が遅くなったうえに、昨年のサビ病の影響で全体に花付きが悪い状況でした。
例年は一面に花が咲き斜面がピンクになるのですが、ほとんど花がありません。来場いただいた方には物足りない思いをさせ申し訳ありませんでした。
カタクリは2枚葉を出すと蕾が出てくるので一面に葉が出てきたのを見て期待していたのですが、今のところ2枚葉を出して花をつけたのは小さな新しい株ばかりです。それでも少ないながらも可憐な花を間近にご覧いただくことができました。
カタクリのサビ病拡大防止対策として昨年病変のある葉を花の終了時に摘み取りましたが、今年は病変のある葉は昨年よりも少ないようで対策の効果があったように思います。その一方で大きな葉を出した株が1枚葉のまま止まって花芽を出していないのは、昨年葉を摘んだ影響で株が弱ったことによるのではないかとの懸念もあります。自然を相手に保全活動を行なっていくのは本当に難しく試行錯誤の繰り返しですね。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)